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日本ユニシス、NTTロジスコにSaaS型物流情報基盤を提供

2011年1月5日 (水)

ロジスティクスNTTロジスコのプラスティックドラム管理イメージ日本ユニシスは5日、NTTロジスコへSaaS型の物流情報プラットフォーム「UNITRA(ユニトラ)」を導入したと発表した。NTTロジスコでは、通信ケーブルを搬送・管理するためのドラムをプラスティック化し、繰り返し再利用する仕組みを開始した。

 

「ecoドラム」と名付けられたこの仕組みには、複数の拠点間を複雑に流通するため、紛失やムダな在庫をなくすためにドラム1個ごとの入出荷実績や在庫状況を精緻に管理する必要があり、その仕組みとして日本ユニシスのユニトラを採用したもの。

 

ユニトラは、物流現場で生じる原材料や製品などのモノの動きを、ICタグやバーコードなどを用いて日本ユニシスのデータセンターに蓄積し、離れた場所や異なる企業間でリアルタイムに情報共有できるサービス。

 

今回、複数の拠点間で「入荷」「出荷」「回収」など繰り返し流通するecoドラムをユニトラで管理することで、離れた場所からドラム一つひとつの動きを精緻に把握し、紛失防止や無駄な在庫の圧縮、需要に応じたタイムリーな追加購入に役立てる。これにより、ドラム購入に関わる投資の最適化と輸送サービス品質の向上を実現する。

 

また、管理するエリアの拡大や管理対象物の追加・変更などに対する機能をあらかじめ備えており、事業の拡大や業務の変更にもスピーディーに対応することが可能。

 

両社は今後、高度化が進む物流サービスに対する需要へ幅広く対応することを目標に、NTTロジスコが物流アウトソーサーとして培ってきたノウハウと日本ユニシスのITソリューションを融合した新たな協業スキームの検討を進める、としている。