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GROUNDと日本ユニシスが物流課題解決へ協業

2020年6月4日 (木)

M&AGROUND(グラウンド、東京都江東区)日本ユニシスは4日、物流課題の解決を目指す共同事業を立ち上げると発表した。

グラウンドは、商品の効率的な入庫、出庫、荷合せ、輸配送や、倉庫内の商品配置を最適化する情報処理プログラムで国内特許を取得しており、日本ユニシスは物流管理システムの構築に強みを持つことから、両社はこれらのノウハウを組み合わせ、第一段階として物流倉庫内のデータ化・最適化を目指す。

具体的には、物流・EC事業者が有するさまざまなハードウェア、ソフトウェア、リソースを連携し、入荷・出荷予実、商品マスタ、POSデータ、在庫データ、要因計画などの情報を1つの物流データベース上に統合・管理するサービスを2021年までに開発。グラウンドのAIソフトウェア「DyAS」(ディアス)がこれを分析し、アウトプットとして在庫配置やリソース配分、オーダー処理の組み合わせ、保管効率、配送――などの最適化サービスを提供するための事業基盤を22年までに整える。

グラウンドは、共同事業の立ち上げに先立ち日本ユニシスへ第三者有償増資を行い、約2億円の資金調達を実施した。

▲共同事業のイメージ(WMS:倉庫管理システム、WCS:倉庫制御システム、LaaS:Logistics as a Service、出所:GROUND)