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アジア-米国コンテナ荷動き、往航が8.6%増加

2013年12月18日 (水)

アパレル日本海事センターは18日、アジア-米国間などのコンテナ荷動き動向(10月速報値)を発表した。往航荷動き量(10月)は125.9万TEUで対前年比8.6%増、9月の復航荷動き量は53.5万TEUで0.3%増となった。

10月の往航荷動き量は、前年比で5か月連続の増加となる8.6%増の125.9万TEUと、4か月連続で120万TEU台に乗せた。国・地域別でみると、日本積(3.4%減)、香港積(11.6%減)、カンボジア積(17.7%減)、マカオ積(26.1%減)を除いて増加。ASEAN、南アジアが過去最高の荷動き量となった。

上位10品目の中で寄与度が高かったのは、「床材・ブラインドなどのプラスティック製品」(寄与度1.2%)、「繊維、その製品」(0.7%)、「家具、家財道具」(0.4%)「自動車、トラックなどのタイヤ、チューブ」(0.4%)など。1-10月の累計でみると、前年同期比3.3%増の1161.9万TEUとなった。

日本積は、2012年の年計ベースで各国・地域の品目別順位が2位だった「車両機器、部品」(11.5%増)が2か月連続で10%を超える増加、3位の「自動車、トラックなどのタイヤ、チューブ」(2.2%増)も2か月連続の増加となったものの、1位の「自動車部品」(7.9%減)が6か月連続で減少、4位の「建設機械」(35.2%減)が3か月連続で30%を超える減少となり、日本積全体では2か月ぶりの減少となる3.4%減の5.6万TEUで、全体に占めるシェアは4.5%となった。

中国積は、1位の「家具、家財道具」(0.1%減)と4位の「おもちゃ」(0.9%減)が3か月ぶりの減少となったが、2位の「繊維、その製品」(6.4%増)が3か月連続の増加、3位の「一般電気機器」(8.4%増)が7か月連続の増加、5位の「床材・ブラインドなどのプラスティック製品」(45.2%増)が3か月連続で40%を超える増加となったことなどにより、6か月連続の増加となる9.5%増の81.7万TEUとなり、シェアは64.9%となった。また、香港積は8か月連続の減少となる11.6%減の3.9万TEUで、シェア3.1%。

韓国積は、1位の「一般電気機器」(18%減)が6か月連続で10%を超える減少、3位の「自動車、トラックなどのタイヤ、チューブ」(5.9%減)が12か月連続の減少となった。2位の「自動車部品」(2%増)は3か月連続の増加、10位の「床材・ブラインドなどのプラスティック製品」(47.5%増)が3か月連続で40%を超える増加となり、同国積全体では2か月連続の増加となる2%増の6.4万TEU、シェアは5.1%となった。

9月の復航荷動き量は、2か月連続の増加となる0.3%増の53.5万TEU。国・地域別では、韓国揚(11.1%減)、台湾揚(12.3%減)が10%を超える減少、南アジア地域(23.7%減)も20%を超える減少となったが、日本揚(3.4%増)、中国揚(10.7%増)、ASEAN地域(4.7%増)が増加としたことなどにより、復航全体では微増となった。

品目別では「木材、その製品」(寄与度0.6%)、「野菜、種苗類」(0.3%)などが、上位10品目の中で増加に寄与した。7-9月の四半期別では、5期ぶりの増加となる2.7%増の166.4万TEU。また、1-9月累計でみると、0.1%減の505.9万TEUだった。

日本揚は1位の「ペットフード、動物用飼料」(19.4%減)が6か月連続で10%を超える減少、3位の「野菜、種苗類」(20%減)が8か月連続で10%を超える減少となったものの、2位の「肉、その調整品」(22.3%増)が3か月連続の増加、4位の「家具、家財道具」(6.3%増)が3か月連続の増加となったことなどにより、2か月連続の増加となる3.4%増の6.7万TEUで、シェアは12.6%となった。

中国揚は2か月連続で10%を超える増加となる10.7%増の24.9万TEUで、全体に占めるシェアは46.6%。香港揚は24か月連続の減少となる20.9%減の2.5万TEUでシェア4.7%となった。

韓国揚は2か月ぶりの減少となる11.1%減の4.9万TEUで、シェアは9.3%となった。