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日本海事センター調べ、13年12月速報値

12月のアジア・米国コンテナ荷動き、復航14.7%増

2014年2月18日 (火)

ロジスティクス日本海事センターは18日、アジア・米国航路間などの2013年12月のコンテナ荷動き動向をまとめた。往航(12月)は110.7万TEUで対前年比10.5%増、復航(11月)は61万TEUで14.7%増となった。

12月の往航荷動き量は、7か月連続の増加となる10.5%増の110.7万TEUで、マレーシア積(0.1%減)、カンボジア積(0.004%減)、バングラデシュ積(4.5%減)を除くすべての国で増加した。特に日本積(4.4%増)、韓国積(18.1%増)、中国積(10.1%増)、台湾積(8.7%増)の増加幅が大きかった。

品目別では、上位10品目の中で「床材・ブラインドなどのプラスティック製品」(寄与度1.4%)、「繊維、その製品」(0.7%)、「家具、家財道具」(0.5%)、「自動車、トラックなどのタイヤ、チューブ」(0.5%)などが増加に寄与。

四半期別では2期連続の増加となる6.2%増の349万TEUで、13年1年間では、4年連続の増加となる3.5%増の1384.8万TEUを記録した。

日本積は、1位(2012年の年計ベースの各国・地域の品目別順位)の「自動車部品」(2.9%減)が8か月連続の減少、4位の「建設機械」が9か月連続の減少となったものの、2位の「車両機器、部品」(4.3%増)が2か月ぶりの増加、3位の「自動車、トラックなどのタイヤ、チューブ」(12.1%増)が4か月連続の増加となったことにより、3か月ぶりの増加となる4.4%増の5万TEU(全体に占めるシェア4.5%)となった。年計では、4年ぶりの減少となる3.7%減の63万TEU(4.9%)。シェアは4年連続で5%を下回った。

中国積は、10位の「コンピュータ、半導体」(8.9%減)が10か月連続の減少となったものの、1位の「家具、家財道具」(1.5%増)が3か月ぶりの増加、2位の「繊維、その製品」(9.5%増)が5か月連続の増加、3位の「一般電気機器」(6.3%増)が9か月連続の増加、5位の「床材・ブラインドなどのプラスティック製品」(44.6%増)が6か月連続で30%を超える増加となったことなどにより、全体では8か月連続の増加となる10.1%増の71.8万TEU(全体に占めるシェア64.9%)となった。

年計では、2年連続の増加となる4.9%増の902.5万TEU(65.2%)と過去2番目の荷動き量。また、香港積は、10か月ぶりの増加となる5.1%増の3.3万TEU(全体に占めるシェア3%)。年計では3年連続の減少となる8.3%減の41.7万TEU(3%)だった。

中国・香港積の合計は、8か月連続の増加となる9.8%増の75.2万TEU(全体に占めるシェア67.9%)で、年計も2年連続の増加となる4.2%増の944.2万TEU(68.2%)となった。

11月の復航荷動き量は4か月連続の増加となる14.7%増の61万TEUで、香港揚(8.5%減)、ベトナム揚(3.4%減)、パキスタン揚(0.5%減)、インド揚(0.7%減)を除くすべての国が増加。特に日本揚(前年比4.2%増)、韓国揚(15.1%増)、中国揚(23.9%増)、台湾揚(24%増)の増加幅が大きかった。

品目別では「穀物、その調整品」(寄与度1.7%)、「木材、その製品」(0.7%)、「野菜、種苗類」(0.6%)などが、上位10品目の中で増加に寄与した。

日本揚は、1位(2012年の年計ベースの各国・地域の品目別順位)の「ペットフード、動物用飼料」(23.4%減)が8か月連続で10%を超える減少、2位の「野菜、種苗類」(13.8%減)が10か月連続で10%を超える減少となったものの、2位の「肉、その調整品」(20.1%増)が2か月ぶりの増加、5位の「アルコール、飲料、タバコなどの嗜好品」(28%増)が9か月ぶりの増加、6位の「紙、板紙類、その製品」(11.5%増)が7か月ぶりの増加となったことで、全体では4か月連続の増加となる4.2%増の7万TEU(全体に占めるシェア11.5%)となった。

中国揚は1位の「紙、板紙類、その製品」(前年比11.1%減)が6か月連続の減少となったものの、2位の「ペットフード、動物用飼料」(37.7%増)が5か月連続で30%を超える増加、3位の「木材、その製品」(56.8%増)が4か月連続で40%を超える増加、4位の「繊維、その製品」(3.2%増)が3か月ぶりの増加となった。

これらにより、2か月連続で20%を超える増加となる23.9%増の28.3万TEU(全体に占めるシェア46.4%)と過去最高を更新した。

香港揚は26か月連続の減少となる8.5%減の3.4万TEU(全体に占めるシェア5.6%)で、中国との合計では5か月連続の増加となる19.3%増の31.7万TEU(全体に占めるシェア52%)と過去最高を更新した。