6月のアジア・米国間コンテナ荷動き、往復航とも増加

2014年8月12日 (火)

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調査・データ日本海事センターは12日、アジア・米国間などの6月のコンテナ荷動き動向をまとめ、公表した。6月の往航荷動き量は124.3万TEUで対前年比7.8％増、復航は52.8万TEUで2.5％増となった。

6月の往航荷動き量は、前年比4か月連続の増加となる7.8％増の124.3万TEUと2か月連続で120万TEU超。4-6月累計では4四半期連続の増加となる6.8％増の367.9万TEU。1-6月累計では5.7％増の699.2万TEUとなった。

国・地域別でみると、日本積（12.4％増）、韓国積（9.7％増）、中国積（8.5％増）、台湾積（11.3％増）、ASEAN積（6.7％増）、南アジア積（0.4％増）などの主要国・地域が前年比増加となった。

品目別では、床材・ブラインドなどのプラスティック製品（寄与度1.4％）、自動車部品（0.7％）、テレビ・ビデオなどの映像・音響製品（0.5％）などが増加に寄与。

日本積は、2013年の年計ベースの品目別順位が4位の建設機械（1.2％減）が2か月連続の減少となったものの、1位の自動車部品（1％増）が14か月ぶりの増加、2位の車両機器、部品（8.3％増）が6か月連続の増加、3位の自動車、トラックなどのタイヤ、チューブ（10.9％増）が2か月連続の増加となったことなどにより、5か月連続の増加となる12.4％増の5.7万TEU（全体に占めるシェア4.6％）と伸長。2012年7月以来初めて前年比の伸び率が10％を超えた。

中国積は、3位の一般電気機器（前年比5.8％減）が3か月連続の減少となったものの、1位の家具、家財道具（1.8％増）が3か月ぶりの増加、2位の繊維、その製品（2.6％増）が2か月ぶりの増加、4位のおもちゃ（4.4％増）が4か月連続の増加、5位の床材、ブラインドなどのプラスティック製品（44.3％増）が4か月連続で30％を超える増加、7位の建築用具、関連品（6.3％増）が4か月連続の増加。これにより、4か月連続の増加となる8.5％増の82.1万TEU（シェア66.1％）となった。

また、香港積は、3か月連続の減少となる4.9％減の3.4万TEU（シェア2.7％）。中国・香港積の合計は4か月連続の増加となる7.9％増の85.5万TEU（シェア68.8％）。

韓国積は、2位の一般電気機器（前年比17.4％減）が14か月連続で10％を超える減少、3位の自動車、トラックなどのタイヤ、チューブ（4.1％減）が20か月連続の減少となったものの、1位の自動車部品（24.3％増）が2か月連続で10％を超える増加、10位の床材、ブラインドなどのプラスティック製品（71.9％増）が8か月連続で50％を超える増加となったことなどにより、2か月連続の増加となる9.7％増の6.4万TEU（シェア5.2％）となった。

復航荷動き量は4か月連続の増加となる2.5％増の52.8万TEU。4-6月累計は2四半期ぶりの増加となる2.7％増の172.1万TEU。1-6月累計では0.04％減の340.5万TEU。国・地域別では、日本揚（2.5％減）、韓国揚（3.4％減）、ASEAN揚（7.4％減）などが前年比減少となったものの、中国揚（5.3％増）、台湾揚（14.6％増）、南アジア揚（4.4％増）などが増加。品目別では、野菜、種苗類（寄与度0.4％）、木材、その製品（0.2％）などが増加に寄与した。

日本揚は、2位の肉、その調整品（7.4％増）が4か月ぶりの増加、3位の家具、家財道具（0.3％増）が3か月ぶりの増加となったものの、1位のペットフード、動物用飼料（12％減）が10か月連続で10％を超える減少、4位の野菜、種苗類（4.8％減）が4か月連続の減少となったことなどにより、2か月連続減の2.5％減の6.4万TEU（シェア12.2％）となった。

中国揚は、1位の紙、板紙類、その製品（6.7％減）が10か月連続の減少、4位の家具、家財道具（23.1％減）が2か月連続で20％を超える減少となったものの、2位のペットフード、動物用飼料（1.4％増）が15か月連続の増加、3位の木材、その製品（16.3％増）が17か月連続の増加、7位のレジンなどの合成樹脂（4.5％増）が3か月ぶりの増加となったことなどにより、4か月連続の増加となる5.3％増の23.5万TEU（シェア44.6％）に拡大した。

また、香港揚は2か月連続の増加となる8.8％増の2.6万TEU（シェア4.9％）。中国・香港揚の合計は4か月連続増の5.6％増、26.1万TEU（シェア49.5％）となった。

韓国揚は、1位のペットフード、動物用飼料（1.4％増）が3か月連続の増加となったものの、2位の紙、板紙類、その製品（22.4％減）が2か月連続で20％を超える減少、3位の金属スクラップ（36.8％減）が3か月連続で30％を超える減少、4位の木材、その製品（12％減）が2か月連続の減少となり、4か月ぶりの減少となる3.4％減の4.8万TEU（シェア9％）にとどまった。