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大王製紙、タイにベビー用紙おむつ製造・販売の合弁会社

2011年1月6日 (木)

拠点・施設大王製紙は4日、成長が続くASEANのベビー用紙おむつ市場で事業を拡大するため、タイで現地消費財流通大手のサハグループを主要パートナーとする合弁会社「エリエールインターナショナルタイランド」を設立した、と発表した。

 

同社では現在、韓国、中国、台湾、ロシア、ASEANをベビー用紙おむつの主要販売国として、日本からの輸出で事業展開しているが、中でもASEANは普及率がまだ低く、経済成長により購買力の向上も見込める有望な市場だと判断。

 

ASEANのほぼ中心に位置するタイに工場を建設し、供給能力の拡大を図るとともに現地に密着したマーケティングを展開し、効率的なデリバリー体制を構築することにしたもの。

 

2009年9月から、サハグループの中核企業「サハパタナビブン社」をタイの総代理店として輸出製品の販売を既に行っており、現地生産品の販売開始に備え販路の拡大を進めている。

 

新会社は2月に工場を着工し、12年1月から生産開始、同年4月から販売を開始する計画。新会社で生産する製品は、タイを中心にベトナム、マレーシア、インドネシアなどタイ近隣国で販売し、16年度に90億円の売上を見込む。