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UPU大会がドバイで開幕、今後4年の郵便体制議論

2025年9月8日 (月)

ロジスティクス国際郵便協力を担う国連専門機関・万国郵便連合(UPU)は8日、アラブ首長国連邦ドバイで第28回万国郵便会議を開幕した。192加盟国の意思決定者が集まり、2026-29年の戦略を策定するとともに、今後4年間の郵便サービスの方向性を議論する。

冒頭でUPUの目時政彦事務局長は「地域や発展段階にかかわらず共通解を見いだし、強固なネットワークを築くことが重要だ」と強調。開催国UAEも「21世紀の現実に応じた普遍的な郵便サービスの姿を描く機会」と位置付けた。

会期中は、電子商取引時代に対応した郵便商品の近代化や料金・サービス品質の見直し、包摂的サービス提供者としての役割強化、ネットワークの強靱化、途上国支援の深化などを議題とする。9日からは次期4か年計画と財源を巡る協議が始まる。

8日には郵政・規制当局トップや事業者CEOら50人超が参加する「グローバルリーダーズサミット」を開催。デジタル時代における郵便・物流分野の機会と対応策を展望する。10日には米国が8月末に導入した規制変更による国際郵便の混乱を扱う特別会合も予定され、対応策の共有と議論が行われる。

会議は19日まで続き、議長は7XグループCEOのタリク・アル・ワヘディ氏が務める。今大会の決定は、世界の郵便・物流ネットワークでの標準やルール形成に直結するだけに、各国の合意形成の行方が注目される。

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