行政・団体海上保安庁は15日、インド・コーチン港沖で、インドに派遣中の巡視船とインド沿岸警備隊巡視船が14日に連携訓練を行ったと発表した。
この訓練は、日印両国の海賊対策の一環として、海上法執行能力の向上などを目的として実施したもので、13日に行われた日印海上保安長官級会合でも、知識・技能の共有、連携訓練などを実施し、海賊対処能力などを高めることで合意している。
海上保安庁とインド沿岸警備隊は、1999年10月のアロンドラ・レインボー号事件を機に、00年以降、長官級会合の開催を原則年一回実施してきており、今回はこれにあわせて巡視船を派遣し、連携訓練を行った。
訓練は、公海上で、海賊によりハイジャックされた日本関係船舶に対し、日印双方の巡視船艇・航空機が対応して海賊を制圧するシナリオで実施した。