荷主エア・ウォーターは17日、インド子会社のエア・ウォーター・インディアが、タタ・スチールが建設中のジャムシェドプル製鉄所(ジャルカンド州)の大型産業ガスプラントを取得し、20年間の運転保守契約を締結したと発表した。
新プラントは11月に稼働予定で、酸素・窒素・アルゴンをタタ・スチールへ安定供給するとともに、副生する液化ガスをインド東部・北部の顧客へ販売する。酸素の生産能力は日量1800トン(5万2500ノルマル立法メートル毎時)。製鉄所隣接地に設けるもので、同社が同製鉄所に設けるオンサイトプラントとしては4基目となる。

▲エア・ウォーター・インディア ジャムシェドプル オンサイト第4プラント(出所:エア・ウォーター)
エア・ウォーター・インディアは2019年以降、3基のプラントを通じてガス供給を継続しており、日本からの遠隔支援と現地駐在員による技術移転でタタ・スチールとの信頼関係を構築してきた。今回の取得により、鉄鋼向けオンサイトガス供給と液化ガス販売を両輪としたインド産業ガス事業の強化を図る。
インドでは鉄鋼・自動車・半導体分野を中心に産業ガス需要が拡大しており、本プラントは製造業の成長とサプライチェーン強靭化に寄与する。
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