ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

エア・ウォーター、南インドで新ガスプラント稼働

2025年8月6日 (水)

荷主エア・ウォーターは6日、グループ会社のエア・ウォーター・インディア(インド)がインド南部タミルナド州チェンナイに建設していた液化ガス製造プラントの稼働を開始したと発表した。新プラントは2023年10月に着工し、2年の工期を経て完成。設計から建設、製造に至るまでを自社で一貫して手がけた、インドでの初の案件となる。

▲チェンナイ工場の液化ガス製造プラント外観(出所:エア・ウォーター)

エア・ウォーターは19年にインド市場へ本格参入し、鉄鋼向けのオンサイト供給と液化ガスの製造拠点拡充を戦略の柱としてきた。IMF(国際通貨基金)によると、インドは25年度に6.4%のGDP成長が見込まれており、とりわけチェンナイを含む南部エリアでは、自動車や電気自動車(EV)、電子部品といった製造業が集積し、産業ガスや医療ガスの需要が急増している。

これまで同社は、カルナータカ州ベッラーリ工場から南部地域へガスを供給していたが、地域需要の高まりに対応する形でチェンナイ工場内に新たなプラントを整備。液化酸素、窒素、アルゴンを日量230トン製造できる設備を備え、輸送距離の短縮と安定供給によるサプライチェーン強化を図る。

同プラントでは使用電力の40%を太陽光発電で賄い、年間2万トンのCO2排出量削減を見込む。エア・ウォーターは、インドでの技術力の定着と人材育成を進め、27年度には売上高を現行比1.5倍の300億円規模へ引き上げる方針を示している。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com

LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。

ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。