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エア・ウォーター、北米で産業ガス一貫SC体制構築

2023年8月4日 (金)

国際エア・ウォーターは3日、北米事業を統括するAir Water America(AWアメリカ)を事業推進主体とし、ニューヨーク州において同社グループで初めてとなる空気分離プラントの建設を決定し、産業ガスの製造から販売まで一貫したガス供給事業を展開すると発表した。プラントはことし11月に建設を開始し、2025年9月に稼働。窒素ガスと液化酸素、液化窒素、液化アルゴンを製造する。

AWアメリカは、ニューヨーク州の大規模な工業団地での空気分離装置の建設を決定し、同工業団地のユーティリティー管理会社とオンサイトガス供給契約を締結。プラントは、工業団地内に立地する大口需要家へのオンサイトガス供給、または周辺地域の顧客に産業ガスを供給するための製造拠点となる。

(出所:エア・ウォーター)

AWアメリカは22年に、同地域の産業ガス企業をグループ化し、産業ガスの販売事業を開始。中部のミネソタ州では、同社が設計・製作を行った空気分離プラントが稼働し、ことし3月から同地域でも産業ガス販売事業を開始している。

エア・ウォーターによると、北米の産業ガス市場は3兆円規模で日本の5倍以上。鉄鋼・自動車などの製造業やバイオサイエンスなどの先端技術分野だけでなく、世界に先駆けて産業ガスの新しい用途開発が生み出される市場でもある。CO2削減や水素などの脱炭素事業の需要も伸長することが予想され、規模と成長性において拡大が見込まれるという。

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LOGISTICS TODAY編集部
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