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エスマットIoT在庫管理、京セラ鹿児島工場で稼働

2025年10月22日 (水)

調査・データエスマット(東京都品川区)は22日、IoT在庫管理ソリューション「SmartMat Cloud」(スマートマットクラウド)が京セラの鹿児島国分工場で導入された事例を公開した。キヤノンマーケティングジャパン(京都市中京区)と連携し、薬品・資材の在庫可視化と管理自動化による業務効率化、省人化の成果を報告している。

京セラ鹿児島国分工場では、LED用、光通信用のセラミック基板を製造しており、工程ごとに使用する薬品や資材の種類や管理基準が異なるため、在庫管理が属人化していた。高所や遠隔倉庫に分散して保管される資材も多く、棚卸や残量確認の負荷が大きく、部門間の情報共有にも課題があった。これにより、工程間で在庫の過不足が発生するなど、全体最適の阻害要因となっていた。

(出所:エスマット)

SmartMat Cloudは、IoT重量計を利用し、リアルタイムで在庫量を自動計測・記録するクラウド型在庫管理SaaS。手動計測の手間をなくし、在庫数の自動把握や発注業務の自動化が可能となる。今回の導入により、現場担当者が現物を確認しに行く手間を削減し、管理精度の向上と運用負荷の軽減を実現した。

製造現場では人手不足が慢性化するなか、在庫管理の効率化は不可避のテーマとなっている。属人的な運用から脱却し、安定した供給体制を確保するには、現場主導でのデジタル化推進が鍵となる。今回の事例は、IoTとクラウドの融合による在庫管理の高度化に向けた一例として注目される。

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