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物流DX未来会議のアーカイブ配信開始、X Mile

2025年11月5日 (水)

ロジスティクスX Mile(クロスマイル、東京都新宿区)は5日、物流の未来を共に考える大型カンファレンス「物流DX未来会議2025」のアーカイブ配信を開始したと発表した。

同イベントは10月8日に大手町プレイス ホール&カンファレンス(東京都千代田区)で開催。申し込みは1500人を超え、400人が来場した。制度改革やテクノロジー進化が進む物流業界の次の一手をテーマに、荷主・物流企業の共創やDX(デジタルトランスフォーメーション)推進、CLO(最高ロジスティクス責任者)の役割、2030年問題などを多角的に議論した。

Room1「共創が導く、新時代のサプライチェーン」では、2024年問題や人口減少、働き方改革などを背景とする日本の物流改革の必要性を議論。部分最適から全体最適への転換が重要とされる一方で、「全体最適」が言葉だけで終わらないよう注意が必要だとの指摘もあった。長年の課題とされるパレット標準化の停滞に触れつつ、サプライチェーン全体の抜本的見直しと物流人材育成の重要性が強調された。

また、「現場変革への覚悟」をテーマとしたRoom2では、紙・ファクスの電子化、OCRを活用したハイブリッドDX、予実管理DXなど、現場課題に即した実践的なテーマを紹介。「LINE WORKS PaperOn」(ラインワークス・ペーパーオン)を活用した電子化事例や、経営の中枢である予実管理をデジタル化することで、データドリブン経営を実現する方法などが発表された。また、CLOと4PLの連携による全体最適化の可能性も取り上げられた。

Room3「物流のネクストステージ」では、日本気象協会が異常気象時の輸送対策などを紹介。洗車業務にスポーツ科学を取り入れた「WASHMAN FOR TRUCK」(ウォッシュマン・フォー・トラック)の事例や、ロボティクスによる自動化推進、業界再編の見通しなど、現場改革から業界展望まで幅広いテーマが扱われた。また、トラック新法による業界構造変化を踏まえ、今後の物流経営の在り方についても議論が交わされた。

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