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大同特殊鋼、知多工場にチタン用再溶解炉2基新設

2025年11月6日 (木)

▲稼働開始した知多第2工場のチタン用 VAR(出所:大同特殊鋼)

荷主大同特殊鋼は27日、知多第2工場(愛知県知多市)にチタン用真空アーク再溶解炉(VAR)を2基新設したと発表した。10月に1基目が稼働を開始し、2基目は2026年7月に稼働予定。

VARは、一次溶解で溶解・造塊した鋼塊を消耗電極として通電し、高真空下でアーク発熱させることで溶解する溶解炉。今回の新設により、医療分野を中心に需要が拡大するチタン合金の生産能力を増強する。

同社は総額41億円を投じてチタン溶解設備を導入。これによりチタンの生産能力を現状比で20%増やす。新設備は高真空下で通電・溶解する方式で、ガス成分の低減と介在物の除去を実現し、均質な組織を得ることができる。清浄度の高いチタン合金の安定供給が可能となる。

チタン合金は軽量で強度が高く、耐食性や生体適合性にも優れるため、航空機部材や医療機器、眼鏡、ゴルフクラブなど多用途で利用されている。特に医療分野では世界的な人口増加と高度医療の拡大により、需要が中長期的に拡大している。

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