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ヤマト、年100人のベトナム人大型ドライバー採用計画

2025年11月13日 (木)

ロジスティクスヤマト運輸は13日、ベトナムのIT大手FPTソフトウエア傘下のFPTジャパンホールディングス(東京都港区)と、特定技能制度を活用したベトナム人大型トラックドライバーの採用・育成に関する基本合意書を締結したと発表した。国内のドライバー高齢化が進み、輸送力確保が急務となるなか、両社は人材の国際的な流動性を取り込み、育成から定着まで一体で支援する仕組みを構築する。

▲基本合意書の締結式の様子(出所:ヤマト運輸)

大型ドライバーの平均年齢は50.9歳と高く、日本の物流現場では担い手不足が深刻化している。一方、ベトナムでは海外就労を志向する若者が増加しており、FPTグループは教育事業で培った育成ノウハウを持つ。今回の協業では、FPTの教育基盤とヤマト運輸の安全教育を組み合わせ、外国人ドライバーの採用・育成・就労支援を体系化する。

プログラムは、ベトナムでの募集と半年間の基礎育成、1年間の日本での語学・文化・安全教育を経て、大型免許取得後にヤマト運輸へ入社する流れ。2027年の就業開始を見込み、毎年100人規模の採用を計画する。生活支援や運転技術向上も含め、特定技能外国人が安心して働ける環境整備を進める。

両社はこの取り組みを通じて、物流業界全体の輸送力確保に寄与するとともに、多様な人材が活躍できる共生型の就労モデルを提示する。

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