雪印メグミルク、興部工場の生産を27年末で終了

フード雪印メグミルクは14日、北海道興部町の興部工場での生産を終了すると発表した。生産終了時期は2027年3月末の予定。工場で手がけてきた練乳事業は、外部委託により継続する。

興部工場は1930年に集乳所として開設し、49年に粉乳生産を開始、79年から練乳の生産を行ってきた。2007年には粉乳生産を終了したが、現在も北海道産生乳を原料とする家庭用・業務用練乳を製造している。

しかし、建屋や設備の老朽化が進み、安定した生産継続が難しい状況となったことから、生産体制の見直しを進めてきた。生産終了の決定に伴い、26年3月期第2・4半期決算で特別損失（減損損失）21億円を計上している。

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