
▲大型カーフェリー「けやき」(出所:三菱造船)
荷主三菱造船(東京都港区)は14日、新日本海フェリー(大阪市北区)と鉄道建設・運輸施設整備支援機構(横浜市中区)向けに建造した大型カーフェリー「けやき」を、11日に三菱重工業下関造船所江浦工場(山口県下関市)で引き渡したと発表した。同カーフェリーは、14日に小樽港発、舞鶴港行きで就航する。
同カーフェリーは全長199メートル、幅25.5メートル、総トン数1万4157トンの旅客船兼自動車渡船で、航海速力は28.3ノット。旅客定員は286人で、トラック150台と乗用車30台を積載可能。
国内フェリーで初めてダックテールを備えたバトックフロー船尾船型や垂直船首を採用し、水の抵抗を抑える設計だ。アンチローリングタンクとフィンスタビライザを組み合わせた減揺システムにより、従来船比で5%の省エネを実現した。
船内は3層吹き抜けのエントランスや透明仕様のエレベーター、2層吹き抜けのフォワードサロンを備え、最上階には露天風呂と多目的ルームを設置する。船室は多様なタイプを用意し、利用者のニーズに応じた船旅に対応できる。
同社は、燃費と環境性能に優れたフェリーの建造を通じて、安定運航を支えながらパートナー企業と課題解決に取り組み、海上交通の活性化と環境保全に寄与する。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。

















