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韓国サイバーロジテック、スマート港湾実装へ加速

2025年11月18日 (火)

国際CyberLogitec(サイバーロジテック、韓国)は17日、釜山港湾公社(BPA)が主導する慶尙南道・鎭海(ジンヘ)新港向けの統合機器制御システム(ECS)および海事デジタルツインプラットフォームの開発を13日から開始したと発表した。

同プロジェクトは2045年まで継続される総額14兆ウォン規模のジンヘ新港開発の一環で、同社は18か月の契約期間中に、港内全機器を接続するAI(人工知能)駆動のインテリジェントインターフェースの設計・構築を担う。目標は、ターミナル全体の運用効率と安全性の向上にある。

CyberLogitecはHD E&CおよびOpenSGとコンソーシアムを組成。自社がECSのアーキテクチャ設計と試作を行い、HD E&Cは海事デジタルツインの設計、OpenSGはフリート管理システムと機器エミュレーターを担当する。韓国発の標準化モデル構築を通じて、釜山を世界のトップ3コンテナ港に押し上げる方針。

ECSは、港湾のスマート化・自動化に不可欠な中核システムであり、AIによるスケジューリングや予測管理により運用の安定性と最適化を図る。リアルタイムの海洋環境モデリングを可能とするデジタルツイン技術も合わせて開発され、将来の自律航行支援にも活用が期待されている。

この取り組みは、韓国が掲げるスマート港湾技術ロードマップの加速化にも貢献し、「K-Smart Port」ブランドの国際競争力強化に資するプロジェクトと位置付けられている。

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