ロジスティクスHPS CONNECT(大阪市北区)は18日、タイ市場に向けた食品輸出支援サービスを強化すると発表した。グループ企業であるHPS Trade(バンコク)と連携し、日本からのFDA(食品医薬品局)申請から通関・物流までをワンストップで支援する体制を整えた。
HPSは9年以上にわたり現地で日本産の鮮魚、野菜、和牛、加工食品、酒類など多様な食品の輸入を実施。煩雑なFDA申請業務や現地通関に対応することで、現地での物流滞留リスクを最小化する。実績として、申請不備により8か月間港で滞留していた貨物を、支援開始から1.5か月で輸入許可に至らせた事例もある。
2024-25年の展示会支援では、日本企業70社超・150品目以上のFDA登録を代行し、出展品目をすべて期限内に搬入。期限厳守が求められる商談の現場で評価を得ている。
HPS CONNECTは日本拠点での書類準備と翻訳、HPS Tradeはタイ現地での通関と当局対応を担う。日タイ両社の役割分担により、日本企業は国内窓口のみとのやり取りで輸出が可能となる。
東南アジアで日本食の需要が高まるなか、タイ市場は年々拡大を続けており、日本食レストランは24年時点で5916店舗に達する。同社の取り組みは、複雑な輸出手続きの代行を通じて、中小企業の海外展開支援と日本食品の販路拡大を目指す。
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