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国際不動産大手CTP（チェコ）は27日、ルーマニア・ブカレストの大規模工業団地「CTParkブカレスト・ウエスト」に建設予定の6万平方メートルの新配送センターについて、LPPロジスティクス（ポーランド）と11年間のリース契約を締結したと発表した。この新施設により、同パーク内の総面積は12万5000平方メートルとなり、地域有数の配送ハブとしての地位を強化する。
新施設は、ブカレスト西部の戦略的な立地にあり、A1高速道路沿いに位置する。10月末に稼働を開始したLPPロジスティクス（ポーランド）の新EC（電子商取引）フルフィルメントセンターに隣接し、南東ヨーロッパにおける急速な事業拡大を支える。
建設の第1期は2026年第1四半期末に完了し、同年6月に稼働開始、10月末まで開発が続く予定。稼働後は、ルーマニア、ブルガリア、ギリシャのLPPブランド店舗への商品供給に加え、ルーマニア国内のオンライン販売専用フルフィルメントセンター2か所の在庫補充も行う。これにより、実店舗とEC双方のオムニチャネル機能が強化される。
施設には、自動コンベヤーシステム（全長1.3キロ）、最大4000万点の衣料品・アクセサリーを保管できる容量、週最大650万点の出荷処理能力を備え、大規模物流オペレーションに対応する。同社は今後数年間で施設のさらなる拡張も予定しており、長期的な運用パフォーマンスと拡張性を確保する方針。
また、同工業団地にはルーマニア初のCTPクラブハウスを併設。食堂、スーパーマーケット、円形劇場、会議室、屋外フィットネスエリア、医療オフィスなど、従業員の福利厚生や人材確保に役立つ施設を提供する。
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