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三菱倉庫CVCがLuupに出資、物流との親和性見込む

2025年12月2日 (火)

財務・人事三菱倉庫のCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)であるMLCベンチャーズ(東京都中央区)は11月27日、電動キックボードや電動アシスト自転車を用いたマイクロモビリティーシェアサービス「LUUP」を展開するLuup(ループ、品川区)に出資したと発表した。今回の出資は、Luupが総額44億円を調達したシリーズの一部で、エクイティとシンジケート型グリーンローンによる資金調達に参画したもの。

Luupは全国1万5500か所超のポートネットワークと、500万超のアプリダウンロード実績を持つ国内最大級のサービスで、マンションやオフィス、商業施設など多様な場所で利用できる短距離移動インフラを構築してきた。2025年には三輪・小型のユニバーサルカー「Unimo」(ユニモ)も発表し、移動のユニバーサルデザイン化を進めている。

MLCベンチャーズは、Luupの運用にはモビリティー供給・保守を支える物流オペレーションが不可欠で、三菱倉庫グループの物流・不動産アセットと高い親和性があると判断。倉庫機能を活用した車両運用支援や、グループ保有のオフィスビル・物流施設へのポート設置など、協業領域の検討を進めているという。

都市内のラストワンマイル移動や地方の移動手段不足など短距離移動の課題が広がるなか、物流・不動産とマイクロモビリティーの連携は新たな移動インフラ構築につながる可能性がある。MLCベンチャーズは出資と実業支援を組み合わせ、Luupの企業価値向上と地域の移動課題解決に取り組む。

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