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荷主秋田県は1日、JEM-JAPAN TECHNO（ジェムジャパンテクノ、茨城県つくば市）の企業誘致受入れを決定したと発表した。新たに横手市に開設される秋田工場では、自動車部品（スイッチ類）の製造を行う。
同社は韓国の大手自動車部品メーカー・珍迎電機の日本法人で、グループ全体で韓国に4つの工場と1つの研究所、中国に3工場、メキシコとインドにそれぞれ1工場、日本国内では茨城県に2工場を展開している。自動車用スイッチやパネル関連部品を主力とし、電装品のリレーでは韓国製自動車のほぼすべてに採用されるなど高い実績を持つ。トヨタ、日産、ホンダなど日本の主要自動車メーカー向け部品でも豊富な供給実績がある。
今回の秋田県進出は、ヴァレオジャパン（東京都渋谷区）が生産体制改革の一環として秋田工場を手放す方針を示したことを受け、その工場設備と事業を承継する形で決まったもの。JEM-JAPAN TECHNOは同工場が培ってきた技術力に魅力を感じ、全従業員を引き継いだうえで既存生産を継続するほか、国内主要メーカー向けの自動車部品の増産や、ペットボトル減容回収機などの新事業も計画している。
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