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位置情報システム市場、物流・医療活用で伸長予測

2025年12月8日 (月)

調査・データインドの市場調査会社、SNSインサイダーは8日、リアルタイム位置情報システム(RTLS)市場が2032年までに304億3000万ドルへ拡大すると発表した。24年時点の市場規模は66億5000万ドルで、25年-32年の年平均成長率は20.97%を見込む。

RTLSは資産、人員、在庫などをリアルタイムで追跡する技術で、医療、小売、製造、物流分野で利用が拡大している。医療分野では、患者や医療機器の管理、ワークフロー最適化に活用され、病院の96%が患者追跡用途で導入拡大を計画している。小売業では在庫の位置把握や店内導線管理に活用され、在庫切れ防止や顧客体験の改善に寄与する。

利用技術はRFID、UWB、BLE、GPSなど多様で、位置精度の向上に役立つ。クラウド基盤のRTLSは分析機能を強化し、遠隔での資産管理を可能にする。一方、物流ではフリート車両の追跡、倉庫在庫管理、納品状況の把握に用いられ、ERPやWMS(倉庫管理システム)との連携によりサプライチェーンの可視化が進む。

北米が最大市場で、アジア太平洋地域は産業自動化や医療施設拡充を背景に成長が見込まれている。RTLSは業務効率化、安全管理強化のニーズに対応する技術として注目されており、サプライチェーンの透明性向上にも寄与する。

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