調査・データクラウド在庫管理システム「zaico」を開発、運用しているZAICO(ザイコ、山形県米沢市)は10日、物流業界が抱える課題やほかの業界への影響、効果的な対策などについてまとめたホワイトペーパー「『物流の2026年問題』に備えるデジタル在庫管理の新常識」を公開した。ことし4月に施行された「改正物流効率化法」の要点や企業に求められる具体的な対応、zaicoを活用した業務改善の実例などをまとめている。
同法施行によって、国は運送トラックの待ち時間や荷役時間の短縮に向けた取り組みを段階的に進めている。来年4月からは一定規模以上の荷主に物流統括管理者(CLO)の選任や物流効率化に向けた中長期計画の策定などが義務化される。
同社は、現在の物流業界の課題として、在庫情報が拠点や担当者ごとに分断されている点を指摘。情報がリアルタイムに共有されないことが、欠品や過剰在庫の発生や、ムダな輸送や保管コスト、突発的な作業負荷増大の原因となり、物流の非効率化を招いているとしている。
こうした状況を踏まえ、現場が直面する課題の可視化から改善事例までをまとめたホワイトペーパーを作成した。
ホワイトペーパーでは、改正「物流効率化法」と物流効率化の努力義務のポイントを整理し、企業のサプライチェーンに与える影響と効果的な対策をわかりやすく解説している。
特に重要なポイントとして挙げたのは在庫管理の最適化で、在庫管理の非効率が物流全体のボトルネックになりやすいとした。そのうえで、zaicoを活用した改善アプローチや導入メリット、実際の活用事例を紹介している。
zaicoはクラウド型の在庫管理システムで、コードスキャンやアラート機能を搭載し、欠品や過剰在庫の防止、入出庫の精度向上、棚卸の効率化などをサポートする。製造や小売卸、医療など幅広い業界に導入され、累計登録社数は18万社を超えている。
ホワイトペーパーは同社のホームページから無料でダウンロードできる。
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