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UPS、国際交流プロジェクトの輸送を無償支援

2011年1月19日 (水)

話題UPSジャパン(東京都港区)は19日、非営利団体ジャパンアートマイル(JAM)が展開する「アートマイル国際交流壁画共同制作プロジェクト」の輸送サポートを行うと発表した。

 

このプロジェクトは日本の学校と海外の学校がペアとなり、一つの壁画の共同制作を通じて交流をするもので、UPSは2010年12月からことし1月にかけて、日本各地の学校からアメリカ、カナダ、フランス、イタリア、ポーランド、韓国、台湾、インドネシアの8か国への輸送を無償で提供する。

 

壁画の制作と展示で世界の人々に「世界の調和と平和」を訴える「アートマイル壁画プロジェクト」は、ユネスコの平和の文化10年プロジェクトとして認定され、世界125か国50万人が参加するグローバルプロジェクト。JAMはこの「アートマイル壁画プロジェクト」の日本センターとして教育現場や地域で活動している。

 

このプロジェクトは、グローバルな視野をもった次世代の育成を目的として、2006年にJAMが提案してスタートしたもので、日本と海外の子どもが共通のテーマでインターネットを活用して交流学習を行い、学習成果として1枚の壁画を共同制作し、異文化理解やコミュニケーション力を育成する。また同プロジェクトは、文部科学省後援事業に認定されている。

 

JAM代表の塩飽隆子氏「海外へ壁画を送る輸送費は参加する学校にとって大きな負担だった。今回UPSによる輸送協力を得られ、大変うれしく思っている。このプロジェクトを通じて異なる背景をもつ世界中の子どもたちが互いへの理解を深め、一緒に課題を解決してひとつのものを創り上げる協働体験となることを願っている」と話している。