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700億円投資、一貫生産体制を構築

日本電気硝子、中国にFPD用ガラスの製造拠点

2014年1月24日 (金)

拠点・施設日本電気硝子は24日、中国で薄型パネルディスプレイ(FPD)用板ガラスの製造・販売会社を設立すると発表した。

中国で大型FPD用パネル市場が急速に拡大し、基板ガラスの需要がさらに増加するものと見込まれていることから、こうした動きに対応するため、現地にガラス溶融、成形工程を持つ拠点として「電気硝子(厦門)」を設立することにしたもの。

現在、同社は中国で上海と広州(春頃生産開始)に2つのFPD用板ガラスの加工拠点を展開しているが、電気硝子(厦門)は、中国で同社初のFPD用板ガラ スの溶融・成形拠点となる。電気硝子(厦門)で成形した原板は、主に中国国内の加工拠点で加工後、販売し、2017年度に400億円の売上を見込む。

中国で溶融からの一貫生産体制を築くことにより、需要動向に的確に対応するとともに、同国市場でより積極的な事業展開を図る。

■新会社の概要
社名:電気硝子(厦門)有限公司
所在地:中国福建省厦門市
事業内容」FPD用板ガラスの製造、販売
設立時期:2014年上半期
設備投資:第1期、第2期合計700億円
操業開始時期:第1期2015年後半、第2期2016年後半