ロジスティクス郵船ロジスティクスは31日、ヤマト運輸との提携関係を活かし、新たな国際一貫輸送サービス「郵船ダイレクトディストリビューション」(YDD)の販売を2月1日から開始すると発表した。
YDDは、郵船ロジスティクスグループの海外輸送ネットワークと、ヤマトグループのきめ細かい国内配送ネットワークを融合し、顧客の海外調達物流をサポートする国際一貫輸送サービス。
海外調達先の工場や倉庫でヤマトの宅急便送り状を貼付することにより、日本に到着後顧客の物流センターで行っていた検品・仕分け・送り状貼付などの作業を行うこなく、日本全国の納品先までスピーディーに配送することが可能となる。また、インターネットの使用が可能でレーザープリンターを用意できる環境であれば、国内外どこからでも利用できる。
郵船ロジスティクスでは「顧客が日本で行っていた作業を海外の調達先にシフトすることにより、日本での物流コスト削減をサポートする」とメリットを強調。荷物が日本に到着後、速やかに最終配送先まで直送することにより、リードタイムを短縮できるほか、宅急便のインフラを利用することにより、日本全国への配送も可能となり、顧客の管理番号をキーとした貨物の追跡も容易に行うことができる。
郵船ロジスティクスは、これまでもアメリカンチェリーなど生鮮品を対象としたマイ・フレッシュ(国際産直宅急便)サービスなど提供しており、「今後もヤマトグループの提携を最大限に活かし顧客のニーズに対応する輸送サービスを提供していく」としている。