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豪州市場縮小で開発拠点も規模縮小を検討

トヨタ、豪州で車両・エンジン生産から撤退

2014年2月12日 (水)

荷主トヨタ自動車は12日、豪州の生産・販売事業体「トヨタモーターコーポレーション・オーストラリア」(TMCA)が2017年末までに、車両・エンジンの生産を中止することを決めた、と発表した。

今回の決定を受け、トヨタの豊田章男社長は「これまで豪州で生産を続けるべく、TMCAの社員はじめ、全力を尽くしてきたが、厳しい市場環境や豪ドル高のほか、今後、豪州自動車産業全体で生産規模の縮小が見込まれることなどを踏まえ、厳しい決断をせざるを得なかった」と語った。

豪州の開発拠点「トヨタテクニカルセンター・アジアパシフィック・オーストラリア」も現地生産事業と関わることから、事業規模を縮小する方向で検討していく。

今後の具体的な対応は、従業員、仕入先、政府、地域社会などと対話し、検討していく。豪州2拠点の従業員のうち、今回の決定で影響を受ける見込みの従業員に対しては今後、再就職支援などを検討、実施する。