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本業に専念できる環境構築、営業部門でも導入検討

アルケア、生産情報集約へウイングアーク製品を導入

2014年2月12日 (水)

サービス・商品ウイングアーク(東京都渋谷区)は12日、メディカルケア製品の開発・製造を手掛けるアルケア(東京都墨田区)が生産現場の情報を集約できる「生産コックピット」を構築し、ウイングアーク製の情報活用ツール「モーションボード」を採用したと発表した。

アルケアは2011年に生産管理システムを刷新し、計画から受入れ、在庫管理、製造、物流まで一貫した生産管理と基幹情報システムを構築し、情報の一元管理と生産性向上を図っていた。

しかし、データ分析はシステム担当者にデータ抽出を依頼し、表計算ソフトなどを使って集計・加工をした上でレポート作成をしており、多くの労力と時間を費やしていた。

そこで同社は、千葉工場を本業に専念できる体制へ改革するため、レポート作成を省力化しながらデータ分析・活用によるコスト改革や成長戦略の実行状況、会社の状態を一目で把握できる”コックピット”の構築を目指した。

モーションボードを基盤とした生産コックピットは、12年9月からプロジェクトがスタートし、13年9月に本稼働。現在、製造実績、生販実績、調達実績、在庫実績、生産設備実績、資源管理分析、製造原価実績の7項目をダッシュボードから参照できる。

これにより、レポート作成時間の短縮、稼働時間、原価影響などのコストシミュレーションを高速化し、全社で取り組むコスト構造改革、業務改善を実施。「設備の稼働時間を5%アップさせることで原価にどれだけ影響するか」「材料費が値上がりするとコストにどれだけ影響するか」といったシミュレーションに要する時間を高速化した。

同社は今回、千葉工場の生産部門で利用する生産コックピットにモーションボードを採用したが、営業部門にも「営業コックピット」と呼ばれる仕組みがあり、今後は、営業コックピットにもモーションボードを適用することを検討。150人の営業担当者の営業力向上を図る。

■詳細は下記URLを参照。
http://www.wingarc.com/product/usecase/detail.php?id=151