メディカル医療用品メーカーのアルケア(東京都墨田区)は25日、同業のコンバテックジャパン(文京区)と東日本エリアで共同配送を開始したと発表した。高齢化や働き方改革でトラックドライバー不足が深刻化するなか、競合関係にある両社は物流で協働することで、国内で医療用品を安定供給できる体制を構築する。
従来は両社がそれぞれトラックを仕立てて各取引先に製品を配送していたが、今後は一本化する。共同配送にシフトすることで、トラック台数の削減、積載率の向上、ドライバー不足の軽減、物流コストの抑制、CO2など環境負荷の低減を目指す。共同配送は当面、東日本エリア限定の取り組みとなるが、将来は取引先や対応エリアの拡大も視野に入れているという。
アルケアは23年に同業種共配をスタートしており、コンバテックジャパンとのプロジェクトは2例目。一方、コンバテックジャパンにとっては初の同業種共配となる。
アルケアは1955年に創業。整形外科領域、褥瘡・創傷領域、ストーマ領域、看護領域の4つの専門領域で事業を展開している。コンバテックジャパンとは創傷ケア、オストミーケア分野の医療用品で競合する。
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