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投資額100億円、生産力2倍・納期3分の1目指す

堀場製作所、琵琶湖西岸の物流拠点に新工場

2014年2月14日 (金)

拠点・施設堀場製作所、琵琶湖西岸の物流拠点に新工場堀場製作所は13日、滋賀県大津市に所有する工場用地に、琵琶湖西岸で最大の開発・生産拠点「HORIBA BIWAKO E-HARBOR」を建設すると発表した。24日に着工し、来秋に完成させる。

新拠点では、主力の自動車排ガス測定装置などの営業・開発・設計・生産・サービスの一体改革を進め、国内の生産性向上に向けた設備投資を促進する制度も活用する。顧客ごとに異なる仕様に対応するため、設計・生産を組み合わせて新生産方式を導入。これにより、生産能力を2倍に、納期を3分の1にすることを目指し、京滋地区で競争力を強化する。

延床面積は2万8000平方メートルで地上5階地下1階の鉄骨構造、建設費を含めた総投資額は100億円で、経済産業省の生産性向上設備投資促進減税、滋賀でモノづくり企業応援助成金、大津市工場等建設助成金を活用する計画。

また、新拠点は既存の同社グループ物流拠点の敷地内に置くことで、物流コスト削減を進める。将来的には、新拠点で自動車・環境のガス計測装置の実測試験設備も導入し、顧客向けトレーニングやデモンストレーション、アプリケーション開発を行う。

建屋は、各部門に最短距離でアクセスできるフロア配置やコミュニケーションスペースを設けた大階段を巡らせ、情報伝達を活性化する。設備面では空調の排熱利用やLED照明の導入などエネルギー活用の効率化を図るとともに、従業員の健康と環境に配慮した拠点整備を進める。

■HORIBA BIWAKO E-HARBOR(ホリバビワコイーハーバー)の概要

所在地滋賀県大津市苗鹿1丁目15-1 びわこ工場用地内
敷地面積59,694平方メートル
建屋面積7,125平方メートル
延床面積28,177平方メートル
構造・規模地下1階 地上5階建て 鉄骨構造
目的測定機器の組立、開発実験、自動車試験装置のメンテナンスなど
従業員数600人(パート、外部の従業員含む)