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不正告発「いつでもどこでも可能」

韓国・釜山港、腐敗防止へ申告者保護システム導入

2014年3月3日 (月)

サービス・商品韓国・釜山港湾公社は1日、クリーンな組織への再生に向けスマートフォンを使った腐敗防止システムを運営すると発表した。

同公社が不正腐敗と行動綱領違反行為を防止するために導入したモバイル通信機器基盤の申告システム「レッドホイッスル」は、IP追跡を防止する最新技術を基に、申告者の匿名性を保護する。

申告者の追跡を防止し、身元が発覚する不安を解消する「制度的装置」を設置したもので、システムの利用は公社が配布した「クリーンステッカー」や「クリーン名刺」のQRコードをスマートフォンでスキャンしたり、同公社ホームページの「レッドホイッスル」にアクセスして行う。

これにより、金品の授受、公金流用などの汚職行為や不当な業務の指示、予算の浪費などの行動綱領違反行為、建議事項を「いつどこでも容易に匿名で申告することが可能」。

受けた申告はリアルタイムで同公社監査チームにメールとSMSで転送され、申告を受けたチームは即時調査に着手することになっている。公社の監査チーム長は「同システムを通じて構成員の意見を収集し、公社が腐敗のないクリーンな組織に再生できるよう努力したい」と語った。