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現地鉄鋼メーカーと合弁事業で合意

伊藤忠丸紅鉄鋼、パキスタンにコイルセンター開設

2014年3月10日 (月)

拠点・施設丸紅は10日、伊藤忠丸紅鉄鋼(東京都中央区)がパキスタンの二輪・自動車部品メーカー「ダウッド・エンジニアリング社」(カラチ市)と合弁で、同国カラチ市近郊のビン・カシム工業団地に鋼材の加工・販売会社「MIDパキスタン・コイルセンター」を設立することで合意したと発表した。

伊藤忠丸紅鉄鋼が74%、ダウッド社が26%を出資して2015年7月から稼働を開始する。年間加工能力は7万トン。

人口が世界6位の1億8000万人に達している同国では、順調な経済成長を背景に自動車・二輪の生産拡大が期待されているが、国内に新会社と同業の鋼材加工会社がないことから、同国初の本格的な鋼材加工センターを設立することで、需要の取り込みを図る。

ビン・カシム工業団地は、パキスタン政府が日系企業の誘致を目的とした特別経済区構想の中に位置付けており、日系自動車・二輪関連企業による今後の進出・事業展開も検討されているため、新会社は自動車・二輪・家電・建材分野の現地需要家や進出が見込まれる日系企業のニーズに対応する。

■新会社の概要

会社名MID PAKISTAN COIL CENTER (PRIVATE) LTD.
所在地パキスタン・イスラム共和国シンド州カラチ市近郊
ビン・カシム工業団地内
株主構成伊藤忠丸紅鉄鋼74%、DAWOOD社26%
資本金500万米ドル
事業内容鋼材の加工・販売
稼動開始2015/07/01
設備概要大型スリッターライン 1基、大型レベラーシャーライン 1基、リシャーマシン2基
加工能力年間7万トン