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新日鉄と伊藤忠丸紅鉄鋼、厚板溶断加工事業を統合

2011年12月5日 (月)

産業・一般新日本製鉄の連結子会社「富士鉄鋼センター」と、伊藤忠丸紅鉄鋼の連結関連会社「青柳鋼材興業」は5日、富士鉄鋼センターが青柳鋼材興業の厚板溶断加工事業を譲り受けることで基本合意したと発表した。

 

富士鉄鋼センターと青柳鋼材興業は、新日鉄の橋梁・鉄骨、自動車・建機向け厚板溶断加工事業を手掛けているが、両社の主要事業分野である橋梁・鉄骨向けは今後、大幅な需要回復が望みにくいと判断。厚板溶断加工事業の競争力を強化するため、近接する生産拠点を持つ両社の厚板溶断加工事業を統合し、最適な生産・稼動体制の構築とコスト競争力の工場につなげる。

 

また、品質・納期などのユーザーサービス面でも「両社がこれまで培ってきた鋼材加工技術・ノウハウを結集し、相互補完することで向上が期待できる」としている。

 

今後、新日鉄と伊藤忠丸紅鉄鋼を加えた4社のメンバーによる「事業統合検討チーム」を編成し、2012年2月1日をメドにに、事業譲渡を実行するため検討を進める。