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トライプロ、スマホカメラで心拍・ストレス測定

2026年8月25日 (火)

サービス・商品トライプロ(東京都東村山市)は25日、スマートフォンやタブレットのカメラだけで心拍数や心拍変動(HRV)、ストレスの参考指標を測定できるAndroidアプリ「rPPG Mental/Stress Analyzer」を無料公開したと発表した。専用センサーやウエアラブル機器を使わず、30秒から測定できる。運送・運輸業など労働集約型産業の従業員の健康増進や健康起因事故の防止につなげる狙いだ。

(出所:トライプロ)

アプリは、顔の皮膚に生じる血流による微細な色の変化をカメラで捉え、心拍信号を抽出するrPPG(遠隔光電式容積脈波)技術を採用した。かんたん測定は30秒、通常測定は180秒で、心拍数のほかRMSSD、SDNN、pNN50、LF/HFなど自律神経の状態を反映するHRV指標を算出する。測定条件の良否を0~100点の信頼度スコアとして表示する機能も備える。

物流現場では、乗務前点呼で乗務員の体調確認が行われているが、同社は本人の自己申告や目視に依存する場面が少なくないと指摘する。乗務員の高齢化や人手不足が進むなか、疲労や睡眠不足、ストレスの蓄積を数値で把握するニーズが高まっている。一方、全乗務員へのウエアラブル機器の配布は、導入費用に加えて充電や貸与管理などの負担が生じる。同アプリは既存のスマートフォンを利用することで、導入時の負担軽減を図る。

測定前には元気度、ストレス度、覚醒度を0-10で自己入力し、測定値と併せて履歴を確認できる。カメラ映像や顔画像は保存せず、測定結果も端末内に保存する。研究用データの提供は利用者の任意で、自動送信はしない。

Android 8.0以上に対応しており、提供形態はAndroidアプリとソースコード一式で、MITライセンスのオープンソースソフトウエアとして企業や研究機関などが無償で利用、改変できる。同社は実機3機種、30人を対象にフィールド検証を実施したが、肌の色や人種の多様性については未検証としている。

なお、同アプリは医療機器ではなく、測定値は研究用の参考値との位置付けで、病気や症状の診断、治療、予防を目的とせず、医学的判断の根拠には使用できないとしている。

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