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カネカ、新化食品に資本参加、物流効率化メリットも視野

2010年6月18日 (金)

フードカネカは18日、イースト事業を強化するため生地改良剤分野で高いシェアを持つ新化食品に資本参加することで合意したと発表した。今月中に同社株式を取得し、カネカの持株比率を50%とする。両社は新たな生地・素材の研究開発、生産・物流の効率化、販売面などで業務提携の検討を進め、食品事業の競争力強化を図る。

 

新化食品は、製パン・製菓の原材料である生地改良剤、フルーツ加工製品の製造販売を中心とした食品メーカーで、一般消費者向けのフルーツゼリー販売などの新規事業が不採算化し、2009年1月に民事再生法の適用を申請した。その後、民事再生計画通りに業績は順調に回復しているという。両社が持つ得意製品でシナジー効果を発揮し、製パン・製菓市場の顧客ニーズに対して新たな生地や素材の提案力・新製品開発力を強化する狙い。