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荷主トーハンは25日、客注品の書店店着のスピードアップを図るために同社が主導して設立したブックライナーと共同で、「本の特急便」サービスの9月7日到着分から特別便による日曜・祝祭日の書店着サービスを開始すると発表した。
ブックライナーが提供している本の特急便は、昨年6月に「出荷正味1％引き下げ」と「翌日店着保証宅配サービス」を柱としたリニューアルを実施。取引先書店からの反応は良好で、受注冊数がリニューアル前に比べて20％増加し、宅配サービスの出荷件数も4倍に増加し、1年以上経過した現在も伸び続けているという。
今年度は、ほかの取次事業者に先駆けた業界初の取り組みとして、利用書店から最も要望の多い「日曜・祝祭日の店着サービス」を特別便として開始する。このサービスによる新たな書店負担は発生させない。
これまでは、日曜・祝祭日が出版輸送休配日にあたるため、休日前々日の注文は休日明けの商品到着となっていたが、新サービスの開始で休日前々日の注文も確実に休日に店着するようになり、書店は来店客の多い日曜・祝祭日に商品を販売できるようになる。また、休配日の影響を受けている休日前日の注文も特別便によって納期を1日短縮する。
サービスは9月7日書店着分からとし、本州は9月5日受注分、北海道、青森、中四国、九州地区は同月4日受注分、新潟地区は同月6日受注分が対象となる。
ブックライナーは2000年の設立以降、サービスの拡充を重ねており、現在4700書店が加盟している。
