センコー、岩谷物流の一般貨物・通関部門を取得

ロジスティクスセンコーは9月30日、岩谷産業の物流子会社、岩谷物流（大阪市中央区）から一般貨物物流事業と通関業務を取得し、10月1日から事業を開始すると発表した。

岩谷物流は、LPガスや産業ガス大手の岩谷産業グループの物流全般を担っており、ガス輸送に強みを持つ物流会社として、高圧ガスの特性に応じた高度な品質管理や輸送を展開。

一般貨物の輸送、保管、流通加工、通関業務なども手掛けてきたが、岩谷産業グループのLPガスと産業ガスの輸送事業に特化する方針を打ち出し、国内外の物流業務の見直しを行っていた。

センコーは、こうした流れの中でガス物流事業を除く事業譲渡についての力要請を受け、岩谷物流の一般貨物物流事業拠点4か所、通関事業拠点4か所を取得することで合意した。

センコーと岩谷産業は今後、物流面だけでなく環境対応なども、相互に協力していく、としている。

■センコーが引き受ける国内物流拠点（4拠点合わせて3万4000平方メートル）
関東物流センター（埼玉県越谷市）、静岡営業所（静岡県袋井市）、三重営業所（三重県名張市）、関西物流センター（大阪府高槻市）

■センコーが通関拠点として引き受ける4拠点
東京、横浜、大阪、神戸