ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

ETC専用フルICの今川スマートICも同時供用

東九州道、行橋-みやこ豊津間が12月13日開通

2014年10月27日 (月)
東九州道、行橋-みやこ豊津間が12月13日開通

▲みやこ豊津インターチェンジ付近(出所:西日本高速道路)

国内西日本高速道路(NEXCO西日本)は、東九州自動車道行橋インターチェンジ(IC)からみやこ豊津ICまでの延長7.4キロが、12月13日に開通すると発表した。同時に今川スマートICも開通する。

当初計画より早期に開通が可能となったことから、同社は「早期開通割引」を期間限定で実施する。

開通により、供用中の椎田道路と接続することとなるため、椎田本線料金所を廃止し、みやこ豊津IC-椎田南ICのICで料金を収受する。

東九州自動車道は、九州の東側で北九州市を起点とし、福岡、大分、宮崎、鹿児島の各県を経て鹿児島市に至る延長436キロの高速道路で、事業費は460億円。

また、同時に開設される今川スマートICは、行橋ICから2.3キロ、みやこ豊津ICから5.1キロの今川PAに接続するETC専用のフルインターチェンジで、セミトレーラーを除くETC搭載の全車(12m以下)を対象に、24時間利用できる。

今回の開通により、行橋ICとみやこ豊津IC間の所要時間が現行比で10分短縮となる。今後、東九州自動車道が大分まで延伸した場合、北部九州のミッシングリンクが解消され、北九州市-大分市間の所要時間がすべて一般道路を利用した場合と比較して95分間の短縮となり、福岡、北九州、大分都市圏の連携軸が強化される。

また、福岡県が集積を目指す自動車関連産業の多くは高速道路の沿線上にあるため、高速道路ネットワークを整備することでアクセスが向上し、物流の効率化が期待されている。

開通区間の沿線付近では、とよみつひめ、豊前海一粒がきなど地域特性を活かした多くの農水産物の産地が点在し、地域ブランドの浸透を展開しているが、時間短縮で高い品質を維持したまま市場へ出荷できるようになり、荷傷みの低減、アクセス向上による沿線地域来訪者の増加も見込まれる。