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佐川急便、飛脚マーケティングメールを本格展開

2011年4月15日 (金)

ロジスティクス佐川急便は15日、昨年11月から一部の地域で開始した宛名なしのダイレクトメール(DM)やチラシなどの広告媒体を効率的にポスティングする「飛脚マーケティングメール」について、21日から全国の都道府県庁所在地を中心にサービスエリアを拡大すると発表した。

 

また、佐川印刷(京都府向日市)と連携して、チラシ類の企画・制作・印刷からポスティングまで一貫したサービスを提供できる体制を整備した。

 

飛脚マーケティングメールは、個人宅の郵便受けに投入する通常のポスティングとは異なり、見込み顧客が多く居住しているターゲットエリアを地理情報と統計情報をベースにした「GIS分析ソフト」で特定し、効果的な配布計画に基づいてDMやチラシなどを配布するサービス。

 

GIS分析ソフトは、省庁が公表している統計情報を字・丁目単位で集計してGISに組み込んだソフトで、総務省の「国勢情報」をはじめ、「年収階級別世帯数推計」「家計消費推計」「商業統計」「昼間人口統計」などの膨大な統計情報を取り込んでいる。字・丁目ごとに「人口」「世帯数」「年齢別の男女人口」「年収」など、約3000項目のデータから配布エリアを特定することが可能だという。

 

特に消費統計データを取り入れていることから、個人消費動向を的確に捉えることができるため、同社では有効的なマーケティング手段としての活用を期待している。