財務・人事明治海運が30日に発表した2014年4-12月期決算は、営業利益が22.2%増(前年同期比)の25億500万円となった。
外航海運業部門は、前の年度に売却した船舶の稼働分が減少した影響があったものの、円安の影響で部門売上高は0.5%の増収を確保、部門利益は4.7%減少した。船隊近代化の一環として、期中に子会社が新造バルカー1隻を投入した一方、タンカー1隻、チップ船1隻の2隻を売船し、売却益12億7900万円を特別利益に計上した。
「想定以上」の円安で推移していることから、通期業績予想を売上高を20億円上積みして320億円に上方修正。増収効果とコスト削減で営業利益も前回予想値より3億円多い25億円となる見通し。
[明治海運]2015年3月期第3四半期連結決算(単位:百万円)
2015年3月期第3四半期 | 2014年3月期第3四半期 | 増減 | |
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売上高 | 23,080 | 20,541 | 12.4% |
営業利益 | 2,505 | 2,051 | 22.2% |
経常利益 | 3,571 | 5,192 | -31.2% |
当期純利益 | 1,982 | 2,159 | -8.2% |