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EMCジャパン、日通の企業内クラウド、災害対策サイトを構築

2011年6月9日 (木)

ロジスティクスEMCジャパン(東京都渋谷区)は9日、日本通運に全社的なITインフラの仮想化を実現した企業内クラウドを構築・納入したことを発表した。さらに、新たに災害対策サイトを構築し、ITインフラの構築・運用コストを30%削減した。

 

日通は企業内クラウドの構築により、これまでのサイロ型のシステム環境による高コスト体質、システムインテグレーターへの高い依存体質からの脱却を果たしたとしている。

 

このIT基盤の見直しで、これまでアプリケーションとインフラを一体で調達していたために2か月かかっていたIT基盤の調達を、インフラのみで調達することができるようにし、10日間に短縮することができた。

 

日通は、2009年8月にEMCジャパンとNECが提案した「全体最適コンサルティング・サービス」を受けたことを機に、それまでアプリケーションごとに縦割りだったシステムを見直し、全てのアプリケーション環境の標準化を図るプロジェクトをスタートした。

 

構築したITインフラは、EMCジャパンのハイエンド・ストレージ「シンメトリックスDMX」、ユニファイド・ストレージ「CLARiX」、「Celerra」、災害対策ソリューション「ReocverPoint」、バックアップ・ストレージ「DataDomain」、自動階層化機能の「FAST」や「FASTキャッシュ」などで構成、NECを通じて提供し、約1年間のテスト運用を経て2010年11月から、本番環境としてスタートした。

 

また、日通では2014年に現在データセンターに保持する業務アプリケーションサーバすべてを企業内クラウド環境に移行する計画で、今後は業務アプリケーション開発の標準化を進めるという。将来的には、日通内で育て上げたプライベート・クラウド環境をグループ全体で活用する方針。

 

■事例の詳細は下記URLを参照。
http://japan.emc.com/microsites/japan/techcommunity/cs/users/nittsu.htm