サービス・商品JDAソフトウェア・ジャパンは18日、同社の倉庫管理ソリューション「JDAウェアハウスマネージメント」にモバイル・オムニチャネル対応機能を追加すると発表した。
倉庫管理ソリューションの「すべての面」にモバイル性を組み込み、施設の内外を問わず、製品に接続できるようにした。管理者は従業員が倉庫で行う作業を確認・監督しやすくなるほか、倉庫の担当者は現場でタッチスクリーンや視覚ガイドを使って作業を実行できるようになる。
また、オムニチャネル対応では、返品管理プロセスの迅速化、フルフィルメントサービスの高度化を図る。
オムニチャネルに取り組む小売業では、膨大に増える返品量がサプライチェーンの中にとどまりがちで、原価割れの販売でもこうした返品が発生することから、返品プロセスの迅速化が重要な課題になっている。
最新版ソリューションでは、返品のトラッキング、ルーティング、処理、返品された在庫の処分を効率的に処理する機能を提供。返品から販売可能在庫へ商品を移すための時間を短縮する。
また、「オンラインで購入し、店外のピックアップポイントで受け取る」「オンラインで購入し、店頭で受け取る」といった店内フルフィルメントサービスを提供しやすくするため、物流センターやハブから素早く対応する性能を備える。
JDA輸送管理ソリューションと併せて利用することで、出荷の集約やルートの最適化を自動化し、顧客の採算性の確保につなげる。