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出光とライオンの合弁会社、インドに現地法人設立

2011年11月1日 (火)

アパレル出光興産とライオンの共同出資会社・出光ライオンコンポジット(東京都台東区、ILC)は10月31日、インドに2012年1月1日付で現地法人を設立すると発表した。設立後、特殊複合合成樹脂の開発・製造・販売、有機、無機原料の輸出・輸入販売を手掛ける。

 

ILCは、1979年に出光興産とライオンとの合弁会社として設立、難燃性、耐熱性や高剛性などの機能をもつプラスチック複合材料専門メーカーとして、幅広い産業分野に新素材を提供してきた。80年代から海外展開を加速しており、インドでは09年から先行販売を開始。現在、原料調達、生産を現地メーカーに委託し、二輪車のバッテリー部材などの電装部品向けの材料を販売している。

 

インド市場では、既に自動車の販売台数が00年から09年にかけて83万台から248万台と大幅に拡大しており、今後、さらにエアコン、冷蔵庫、洗濯機などの家電製品が普及段階に入ると予測されていることから、現地での原料調達、生産を直接行うことでコスト競争力を強化し、拡大する市場に対応する。