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JXエネ、ポリイソブチレンの製造能力増強を検討

2016年6月28日 (火)

荷主JXエネルギーは27日、テトラックス、ハイモールの商品名で製造している化学品のポリイソブチレン(PIB)製造装置の能力増強に向け、基本設計を開始したと発表した。

PIBは複層ガラスのシール剤や医療用途の粘着剤などに使用される無色透明で無毒な高粘度液体。同社は川崎製造所で、ナフサを主原料としてエチレン製造装置から副生されるC4留分の付加価値を高めるため、1980年から独自技術を用いてPIB事業を開始した。世界需要3万5000トン(年)に対し、同社の製造能力は7000トン。

今後もアジアを中心に世界的な需要の拡大が見込めると判断し、年間5000トンの製造装置の新設に向け、詳細な検討を行う。

(出所:JXエネルギー)

(出所:JXエネルギー)

■PIB製造装置増強計画の概要
建設予定地:当社川崎製造所内(神奈川県川崎市)
建設開始時期:2018年1-3月
商業運転開始:2019年10月
新設装置能力:5000トン/年(増強後当社製造能力1万2000トン/年)