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フルフィルメントHD、世界に挑む「かき氷屋」買収

2016年8月1日 (月)

M&Aフルフィルメント・ホールディングスは、子会社のウィンコーポレーションが老舗の氷卸問屋で直営かき氷店舗を展開する氷屋川久(愛知県春日井市)の全株式を取得し、完全子会社化したと発表した。

フルフィルメントグループの傘下に入ることで、「フルフィルメントサービス」を通じ、既存事業と新商品開発力の強化を図る。

氷屋川久は1955年に「川本卸氷問屋」として開業以来、家庭用氷の販売や飲食店の飲み物用氷の卸販売を展開。現在は日本各地の製氷会社から「美味しい名水氷」を仕入れ、全国の飲食店に販売・発送している。

2013年から夏季限定でかき氷の直営店舗展開を開始した同社は、「老舗の氷屋が運営するかき氷屋」として行列のできる人気店となり、15年に「氷屋川久」へ社名を変更。同年秋にバンコク、16年春にクアラルンプールへ直営店舗を出店し、「世界のかき氷市場」への挑戦をスタートした。

フルフィルメントHDは、積極的に海外への進出を図る企業がグループ入りすることで、世界を見据えた成長とグループ企業価値の向上を果たせる、と判断した。

フルフィルメントグループでは、原料調達から商品開発・店舗開発・人材派遣・PR・製造・物流・商品販売・決済代行まで、幅広い業務をワンストップで提供するフルフィルメントサービスを展開している。