ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

双葉運輸がアパレル物流進出、倉敷市の共同拠点取得

2016年8月24日 (水)

アパレル双葉運輸(広島市西区)はこのほど、岡山県倉敷市で複数のアパレルメーカーが共同物流拠点として運営していた配送センターを取得するとともに、センターで働く従業員を引き受けることで、アパレル物流に進出したことがわかった。

同社は広島を本拠に中国・九州北部や四国・近畿で幅広く展開する物流事業者で、年商135億円(2014年度)。

これまでは食品物流や日用品・雑貨の物流業務を中心に展開してきたが、8月までにアパレルメーカー7社の加盟する協同組合岡山県被服配送センターが運営していた同名のセンターを取得し、これらのメーカー向けに共同物流の一部を受託したのを機に、アパレル物流に参入することとなった。

協同組合岡山県被服配送センターは、第1次オイルショック以降、学生服、スポーツウェア、作業服業界で多品種少量生産化、受注の小口化が進み、配送コストが増大してきたことから、物流コストの低減を目的に岡山県アパレル工業組合(旧・岡山県被服工業組合)が1973年に設立。

その後、運営の実態は工業組合から7社の組合員に移り、それぞれが出資金に応じて倉庫スペースの持分を決めて駐在員を配置し、コンピューターネットワークを通じて本社からの指示、連絡で入・出庫管理する拠点として運営。事務局は提携運送会社、梱包資材会社を使用し、それぞれ割安な運賃、価格で共同配送、共同購買を行っていたという。

しかし73年の設立以降40年以上が経過し、建物の老朽化が進んだことで、センターの建て直しという課題が顕在化。今後の方向性を検討していたところ、中国地方で認知度の高い双葉運輸が建物を取得するとともに、センターの従業員も引き受けることで話がまとまった。

これにより、双葉運輸は同センターの所有者としてアパレルメーカー5、6社に物流スペースを提供しつつ、配送業務も一部提供。業容拡大の端緒としてアパレル物流のノウハウを高め、荷主ニーズの多様化に対応していく考えだ。

なお、協同組合岡山県被服配送センターは7月31日付で解散している。

この記事のその他のテーマ