シチズン夕張、腕時計部品の新製造拠点完成

拠点・施設シチズン時計グループのシチズン夕張（北海道夕張市）は5日、建設を進めていた腕時計部品の製造を行う新工場が9月30日に完成したと発表した。10月上旬から段階的に生産機械の稼動を開始する。

新工場棟建設により、これまで手狭だった製造部品の洗浄・メッキ作業スペースを従来比3倍まで拡大し、作業効率と安全性、今後の受注増加に対応できる体制を整えた。

工場全体の工程配置を見直し、これまで外部に委託していた部品の製造工程を内製化することで効率的な一貫生産を可能にした。また製造工程で使用した水の排水処理設備を更新し、環境対策の強化を図った。

シチズン夕張が工場を建設するのは8年ぶりで、5棟目となる。

■新工場概要
所在地：北海道夕張市南清水沢4-107-6
事業内容：腕時計部品の製造
延床面積：702平方メートル
投資金額：4億円
建屋構造：鉄筋コンクリート平屋
完成：9月30日
稼動開始：10月上旬