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茨木労基署

フォーク無資格運転で運送会社と社長書類送検

2016年10月28日 (金)

事件・事故茨木労働基準監督署(大阪府茨木市)は27日、フォークリフトを無資格で運転させたとして、大阪市東淀川区の運送会社「井口運輸」と同社社長を労働安全衛生法違反の疑い(法人両罰)で大阪地検に書類送検した、と発表した。

ことし2月19日、大阪府摂津市の車庫と貨物一時保管庫を兼ねる同社摂津事業所の2階で、フォークリフトの運転資格を持たない労働者に最大荷重1トン以上のフォークリフトを運転させ、荷物運搬のために使用するパレットを1階に降ろすためにエレベーターまで運ばせた疑い。

別の労働者が同事業所のエレベーター内で死亡する労働災害が発生し、同社が労基署に報告したことを受けて大阪労働局が調査した結果、無資格で運転させていたことが判明した。労働安全衛生法では、最大荷重が1トン以上のフォークリフトは「フォークリフト運転技能講習」を修了するなどの資格がなければ業務に就かせてはならない、と規定している。