ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

フォーク作業計画守らず死亡事故、運送会社書類送検

2018年8月9日 (木)

事件・事故大阪労働局は8日、フォークリフトの作業計画に定められた通りに作業を行わせなかったとして、堺労働基準監督署が7日に協同運輸(大阪市大正区)と堺市西区の同社営業所の責任者を労働安全衛生法違反の疑いで大阪地検に書類送検したと発表した。

堺市の営業所では2017年11月20日、フォークリフトでトラックに積み込んだ鋳鉄管が荷台から落下し、トラック運転手がその下敷きとなって死亡する災害が発生。

労働安全衛生法では、フォークリフト作業を行う場合、荷の種類、形状などに適応する作業計画を定めることと、この作業計画に基づいて作業を行わなければならないことが定められており、同社でもフォークリフトで鋳鉄管をトラックに積み込む作業を行う場合、あらかじめ鋳鉄管を胴締めした上で行うよう作業計画を定めていた。

しかし事故当日、堺営業所では派遣された派遣労働者にフォークリフトで鋳鉄管の運搬、積込作業を行わせる際、胴締めしないまま作業させた、「機械による危険を防止するため必要な措置」を講じなかったと認定された。